クリスマス特別企画の曲です。映画「オズの魔法使い」より、ジュディ・ガーランド演じる主人公、ドロシーが歌った主題歌「虹の彼方に(Over The
Rainbow)」のカヴァー・バージョンです。 ...で、この曲、ほとんどスタンダード的な超有名曲だけに、まんまシンセで演奏しても「ただのフツーな音楽」になっちゃって、超ツマんない。なのでちょっと趣向を凝らして、架空のストーリー仕立てとしてみました。ストーリーはズバリ 「宇宙船による、宇宙の旅」 (まあ、よくあるパターンで...(笑)) なので、冒頭から、カウントダウンと宇宙船の発進から始まります。でも具体的なストーリー自体は、聴き手の自由なイマジネーションで想像して頂きたいと思います。 もう、故・冨田勲大先生やら、巨匠、ヴァンゲリス様やら、ジャン・ミッシェル・ジャール様やら、果てはショパン様まで、色々とアイディアを拝借しちゃいました。 結果として、 「クリスマス、どっかへいっちゃった」(笑) あと、業務連絡: 昨今、多方面から不評を頂いておりますピアノの白玉バッキングですが、本作は大目に見てやってくらはいませ。なんせシンセのトラック数が多すぎて(6分程度の曲なのに、曲全体で70トラックもありやがって...(笑))、ピアノのバッキングまで手が廻らなかったのよーん。w 昨今の、困難の多い世の中にも、夢を...宇宙の旅、楽しんでね!! |
ファイル名 | Over_The_Rainbow. m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 26.9MB |
6分21秒 |
ファイル名 | Reality_La_Boum.m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 18.7MB |
4分46秒 |
クリスマス特別企画の新曲です。 今回は、1980年公開(日本では、1982年公開)のフランス映画、「ラ・ブーム」から主題曲の「愛のファンタジー」のカヴァー・バージョンです。 オリジナルはリチャード・サンダーソンによる歌モノなのですが、非常に美しい楽曲なので、ここではシンセ・ストリングスによるインスト・バージョンとしてカヴァーしました。 ただ、オリジナル2コーラス目後半のギター・ソロだけは宅録ではどうしても難しいので、ここはハモンド・オルガンのソロに差し替えました。...で、このオルガン・ソロ、どーせ誰かに言われちゃうんだから先に言っちゃうんだけれども、 「どーしてココだけ、いきなりプロコル・ハルムなのぉ〜??」(笑) やっぱ「クリスマスのイメージ」なので、それ風にしたかったのだ。w 映画は、実は今回の制作に先だって、後追いで観ました。思春期の男の子と女の子たちの、いわゆる「ラヴ・コメディー」のとっても楽しい映画なんだけど、もー、当時まだ13歳だったらしいソフィー・マルソーが思いっきり可愛くて、 「いーかげん、カンレキのオヤヂが、すっかり胸キュン」(大笑) すんません...w 皆さん、素敵なクリスマスをお過ごしください...。 |
2022年5月に惜しくも他界された、シンセサイザーの巨匠、ヴァンゲリスの「野生の祭典〜パート2」の、カヴァー・バージョンです。 この曲はもともと、フランスの映画監督フレデリック・ロシフのドキュメンタリー映画「La Fete Sauvage(野生の祭典)」のサウンド・トラックとして、1976年にヴァンゲリスが制作した曲です。(映画は野生動物の生態を描いたドキュメンタリー映画のようなんですが...残念ながら、筆者は未視聴です) ヴァンゲリスはシンセサイザーの巨匠であるのみならず、作曲家としても天才でありました。「シンプルなメロディーで、聴き手の心を打つ」作風は、唯一無二であったと思います。特に本曲は、ヴァンゲリスの残された作品の中でも、とりわけ美しいメロディーを持っています。 しかしながら、現在ではサウンドトラックのCDやLPのみならず、2014年にリリースされた(らしい...)映画のDVDも、ほとんど入手不可能な状況です。(ただ、サブスクではサウンドトラックは配信されています)。この優れた曲が時代に埋もれてしまうのはあまりにも惜しいという思いから、今回、カヴァー・バージョンの制作に至りました。私の「ヴァンゲリス愛」を、少しでも感じ取って頂ければと思います。 あと、私事ではありますが、学生時代にバンド活動をしていて、自分の音楽的欲求が「どうしても、バンド形態の中では消化しきれない」ものを感じ、シンセサイザーによるソロ演奏を開始しました。その際に、1曲目に選んだのもこの曲です。音楽活動の再スタートを切るにあたり、このタイミングで自分としても「原点回帰」を図りたい意味も、今回込められています。 補足:トータル8分半と、けっこう長い曲ですので、念のため...。 |
ファイル名 | La_Fete_Sauvage_Part2.m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 31.1MB |
8分24秒 |
ファイル名 | Theme_of_Tara. m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 16.6MB |
4分21秒 |
映画「風と共に去りぬ」から、有名な「タラのテーマ」です。 「ともべの映画音楽カヴァー・シリーズ」の中でも、まずぜったい避けて通れない1曲だったのですが、原曲を聴いたことのあるヒトなら判ると思うんだけど、そう簡単に歯が立つようなシロモノではないので、結局このタイミングになっちゃいました。 なんてったって、作曲者のマックス・スタイナーは、かのグスタフ・マーラーのお弟子さんです。オーケストレーションが複雑で、とーぜん耳でコピーなんかできっこないので、今回初めて制作に際してオーケストラのスコアも使用しました。 マーガレット・ミッチェルの小説を原作とした映画は、南北戦争時代のアメリカが舞台です。歴史の大転換期の中で、主人公、スカーレット・オハラの半生がドラマティックに描かれます。でもこの映画、厳密に言えば「ギリ戦前の映画(1939年公開)」なんですよねー...この時代に、ここまでダイナミックでスケールの大きい、かつ説得力のある映画を制作できたということ自体に、驚きを隠せません。 さらに、この「戦争の時代を背景とした映画」は、現在の世界情勢と非常にイメージがダブるものがあります。「戦争の悲惨さ、愚かさ」をより深める意味で、今の時代にも通じる、「古い作品でも今一度、ぜひ観て頂きたい映画」の1つだと思います。 あと、主人公はスカーレット・オハラなのですが、映画を観ていくとどーしても心惹かれてしまうのは、クラーク・ゲーブル演じるレット・バトラー(元祖、「ちょいワルおやじ w」)と、誠実な優しさのメラニーの方なのですね。 今回のカヴァーでは、原曲のイメージをできるだけ損なわないように仕上げました。原作の映画のように「困難な時代を生き抜く強さ」が、少しでも伝わってくれたら、嬉しく思います。 |
2020年9月に、再録音致しました!!ニュー・バージョンです。 もともとは、1998年に私の職場の社内コンサート「アフターセブン・コンサート」への2回目の出演で演奏するために制作した、映画音楽のカヴァー物です。この曲も、当コンサートを記念する、とても思い出深い1曲です。いかんせん、今まで配信していたのは20年以上も前の古い録音だったので、今回リメイクすることにしました。 原曲は、1957年のアメリカ映画「めぐり逢い」のテーマ曲です。映画は豪華客船の旅で恋に落ちていく男女と、再会を描いた大人のラヴ・ロマンスでした。 私が幼少の頃よりお気に入りでよく聴いていたこの曲を、シンフォニック・ロックにカヴァーしてみたんですが、自分としては「原体験として、避けて通れなかった」1曲です。 ロマンチックな情景が広がるような印象を持って頂ければ、嬉しいです。 |
ファイル名 | Meguriai.m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 26.1MB |
6分56秒 |
1974年のイタリア映画「ヤコペッティの大残酷」のテーマ曲です。「世界残酷物語」で有名なグァルティエロ・ヤコペッティ監督が遺作として残したこの作品は、ヴォルテールの小説「カンディード」を原作として映画化したものです。若者カンディードが愛する美しい女性、キュネゴンドを追い求める旅で見たものは、ありとあらゆる人間の愚かさであり、残酷さであった。旅路の果てに、娼婦となり果てたキュネゴンドを横に、目の前を若かりし頃の自分と同じように旅に出ようとする青年が通る。「やめろ!!行くな!!ひどい目に遭うぞ!!」。エログロな描写の中にも、「永劫回帰」といったキーワードまで連想させられる、哲学的な内容の深い映画でした。 リズ・オルトラーニのペンによる美しいメロディーの原曲を、より壮大なシンフォニック・ロックにカヴァーしてみました。 私はこの曲のメロディーには、「永遠」というキーワードをいつも思い浮かべてしまいます。この曲も、私の音楽のルーツを示す上で、「絶対に避けて通ることのできなかった」作品の1つです。 |
ファイル名 | Zankoku_Yako.m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 25.4MB |
6分50秒 |
ファイル名 | SummerTime.m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 21.2MB |
5分33秒 |
1965年のアメリカ映画「ドクトル・ジバゴ」から主題曲の「ララのテーマ」です。 映画はロシア革命時代のロシアが舞台です。歴史的な時代の流れと広大なロシアの大地を背景にして、運命に翻弄される人生を綴った、「ラヴ・ロマンス」と呼ぶにはあまりにもスケールの大きい映画でした。 今回シンフォニック・ロックにカヴァーするに当たって、ポイントとなったのは原曲のオリジナル・サウンドトラックでもフューチャーされている「バラライカ」の音色です。映画のストーリー的にも「バラライカ」が1つのキー・ポイントとなっているので、この音色だけは絶対避けて通れないところです。今回これをコルグのポリシックスのアルペジエーターを使用して、さらにショート・ディレイをかますことで、バラライカのトリルの雰囲気を再現してみました。 さらに、曲の後半部分では、従来よりエレキ・ギター(それもツイン・リード!!)をフューチャーして、より「ロックっぽく」仕上げています。 |
ファイル名 | Lala_Theme.m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 18.9MB |
5分02秒 |
映画「80日間世界一周」から、主題曲「アラウンド・ザ・ワールド」です。 映画は、1956年のアメリカ映画です。デビッド・ニーブン演じる生粋のイギリス紳士が、80日間で世界一周できるかどうか?紳士クラブで賭けをする。最後の最後に1日遅れで負けたかと思いきや...地球一周の旅で日付変更線を超えていたので実は勝っていた、というオチでした。世界中の美しい風景がふんだんに盛り込まれて、エンターテインメントとして本当に楽しい映画でした。 原作は、ジュール・ヴェルヌのSF小説。私がまだ小学生だった頃に、文庫本で夢中になって読んだんだよなぁ〜。 オリジナルのサウンドトラック音楽は、アメリカ映画音楽の巨匠、ビクター・ヤングによるものです。。今回シンフォニック・ロックにカヴァーするに当たって、原曲のアレンジを生かしながらも、ロックのテイストをかなり効かせてみました。 さあ、楽しい世界一周の旅に出かけましょう!! |
ファイル名 | AroundWorld.m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 13.9MB |
3分46秒 |
ファイル名 | MoreZankoku.m4a |
AAC | 44.1khz |
512kbps | 21.1MB |
5分34秒 |
映画「世界残酷物語」から、主題曲の「モアー」です。 映画は、1962年、イタリアのグァルティエロ・ヤコペッティ監督によるドキュメンタリー・タッチの映画で、世界中の残酷な実話シーンを紹介し、その奥にある「人間の本質的な愚かさ」を表現したものでした。グロテスクな映像とは対比をなすように、この主題曲「モアー」の旋律の美しさが、非常に印象的でした。 今回シンフォニック・ロックにカヴァーするに当たって、原曲のアレンジがあまりに素晴らしいために、大きくアレンジは変えていません。オーバー・アレンジメントを極力避けて、原曲の持ち味を忠実に残すように努力しました。 この曲に関しては、やはり「永遠」というキーワードを強く感じてしまいますね...。 |
1955年のアメリカ映画「旅情」から主題曲の「ベニスの夏の日」です。 映画はキャサリン・ヘップバーン演ずるアメリカ人OLが夏休みのベネチア旅行で、ロッサノ・ブラッツィ演じるイタリア人紳士(妻子持ち(笑))と、つかの間の恋に落ちるお話。叙情的な音楽とともに、舞台となるベネチアの風景がとっても美しい作品でした。 この映画、私が若かりし頃にテレビの名画劇場なんかでは頻繁に放映されていて、大好きな映画の1つだったんだよなぁ〜。ラストシーンの「クチナシの花」には、思わず涙したりして...。ただ今改めてDVDで観てみると、主人公の男性と女性の出会いから恋に落ちるまで、あまりに展開が性急すぎますね。男性のアプローチなんか、今の常識から考えたら「ほっとんどセクハラ」(笑)。 監督は巨匠、デヴィッド・リーン。「ドクトル・ジバゴ」も同監督でしたから、期せずして同じ監督の作品が2作続いちゃいましたね。ただし、時代的には「旅情」のほうが10年ほど前です。 今回シンフォニック・ロックにカヴァーするに当たって、かなりテンポをゆっくり目にして、しっとりした感じに仕上げました。原曲はこの時代らしくラテンのリズムなのですが、ラテン色は完全に排除して、しかもかなり変則的なリズム・パターンを導入しています。前半はシンフォニックに、後半はロックっぽく、しかもイントロとエンディングではドッカーンっ!!と...つまりは「いつものともべ節」(笑)。 |